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もともと養蚕農家の母屋として100年以上前に建てられており、廃業後、2階の一部は倉庫、残りは息子さんたちの個室として使用していたが、独立後は使われず。
その後、息子さん一家5人が同居するようになり、2世帯住宅としてリフォームを決意した事例を紹介。
「新築そっくりさん」による古民家再生ではどのような工夫がされているかも解説。


<物件と家族データ>
●延床面積:330.35m2(100.2坪)
●建築年数:100年以上
●構造:木造軸組工法


Nさん一家
両親2人+息子さん家族5人

設計士による、二世帯住宅としての工夫

天井の低さは格天井でカバー
養蚕の特徴として、1.75mと比較的2階の天井が低かったため、大きな梁を入れずに少しでも天井を高くできる格天井(ごうてんじょう)を採用。



小さいお子さんがいるため、下の階にひびかないよう、2階の床面は防音対策でボードを二重張りにした。


コミュニケーションしやすい間取り
階段上がってすぐの居間を広くし、そこを必ず通って各自の部屋に進む間取りにした。


キッチンを1階に配置
北側にあった台所は、東側の洋室・和室・土間の部分をつなげてLDKにし、二世帯で使う広々した仕様に。


古材を活かしたつくり
新しい木材より古材のほうが強度が高いため、そのまま残して味のある雰囲気を演出。


新築そっくりさんによる古民家再生では、施工上どのような工夫がされているの?

Point01 屋根と構造の修正

古民家は茅葺をおろして瓦屋根に葺き替えるケースがありますが、こうすると瓦の重量が負担となり、柱・梁に歪みが生じることが。耐震面でも大きな問題になることから、金属瓦などの軽量な屋根材で耐震性を向上します。

さらに、傾いてしまった構造材は壁や屋根材などの解体が進んだ時点で、少しずつジャッキやワイヤーで柱や梁のゆがみを水平のレベルに補正します。

Point02 基礎の再生

昔ながらの伝統工法では、玉石の上に柱や土台が直接乗る構造になっており、これも耐震面で大きな影響を及ぼします。
そこで、いったん床下を掘り下げてから鉄筋を配置し、床下全面にコンクリートを打ち、強度にも優れたベタ基礎方式を採用。

一般的に古民家の改装では基礎まで作り直すことは難しいと思われがちですが、現代の耐震基準と同等基準に作り変えられます。


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提供元:住友不動産株式会社

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