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Vol.10 プロデューサーが語る「バイクライフTV撮影秘話」
大好評の「バイクライフTVシーズン3」スタート記念とし、放送中の「伊豆大島ソロツーリング」撮影秘話をプロデューサーに教えてもらいました。シーズン1から撮り続けているスタッフが伝えたい「リアルツーリング」がここに。


編集担当 佐藤(以下、佐)プロデューサー(以下、プ)

的確に魅力を伝える

佐: 伊豆大島までの収録おつかれさまでした !
って、いつ行っていたのか、私知らなかったです…

プ:そうだよね。1日も行っていないもの(笑)
仕事終えてそっこー竹芝客船ターミナル(東京)に向かって、次の日の夕方には会社に戻っていたからね。

佐:ホントおつかれさまでした。そのかいあってか、視聴者の皆さんからぞくぞくコメントが届いてますよ。

プ:本当にありがとうございます!社長に「ロケ行く時間があったら営業の1つや2つとってこい」ってぶつぶつ言われながらも行ったかいがあったよ(笑)

佐:ファン待望の番組でしたものね。
今回はそんな「バイクライフTV〜伊豆大島ソロツーリング」の撮影秘話や裏話をたっぷり聞かせていただきたいと思います。

真のライダーに捧げる、リアルなツーリング。

佐:番組を見て思ったのですが、シーズン3は、シーズン1や2のように複数の出演者がどこかに出かけて楽しくレポートするようなテイストではないですね。むしろ、フツーのツーリングってこうなんじゃないかというか。

プ:そうだね。これまでの旅行紀行スタイルでもいいんだけど、それだとバイク好きにはちょっと物足りないというか。
なるだけキレイで楽しい部分を紹介してきたけれど、もっとバイクって泥くさいものだから。雨に降られたらびしょびしょになるし、夏暑く冬寒いと、好きじゃなきゃ乗っていられない。

視聴者の皆さんのコメントを見る限り、本当にバイク好きの方が多くて、そろそろリアルなバイクの旅を提唱してはどうかと話しが出て、ドキュメンタリー形式でつくってみたんだ。

佐:そうなんですね。ロケ地に伊豆大島を選んだのにもそういう意味が含まれているのですか?

プ:うん。伊豆大島は東京都でしょ。同じ東京都でも、ネオンきらめく場所から一転、朝は漁港に降り立つわけだから、このギャップや一晩船に乗っているという事実が、リアルなツーリングを演出するのにもってこいなんじゃないかと思って。

あとね、ソロツーリング=孤独というより、日常の脱出を掲げたかったの。 それで最初の演出として、携帯電話を置いて出かけるってやってみたんだ(笑)

佐:…失礼な話し、伊豆大島は携帯電話つながるんですよね?

プ:つながるよ!伊豆大島の皆さん、申し訳ございません。バンバンつながります。重複するけど、日常の脱出がテーマだから(笑)

佐:すみません。じゃあ、キャスティングに山下晃和さんを選んだのにも、何か理由があるわけですね?

プ:彼の本職はモデルだけれども、プライベートでもツーリングやって慣れているし、素のままを演じられるのに適任だったからというのもあるよ。

伊豆大島で乗っているバイクも荷物も彼の私物で、荷物も彼自身がバイクにくくりつけているんだけど、クライアントから「とてもバランスいい積み上げ方!」と褒められたくらい。
バイクに乗っている人はわかると思うけど、積み上げ方や配置の仕方がよくないと、走行中どちらかに偏ったりしてバランスが悪くなるからね。

サンセットのシーンで読んでいる文庫やテント、一眼レフカメラも、常にツーリングに持っていくんだって。

佐:まさにソロツーリングにもってこいの方なんですね。

シーズン1からのスタッフの勘が冴え渡る!?

佐:このロケにはどのくらいの人たちが行かれたのですか?

プ:番組スポンサー、プロデューサー、演出、制作、カメラ、撮影技術、山下君、オレの計8名。必要最低限のメンバーだよ。
ちなみに スタッフは、全員シーズン1から撮り続けていて、古い付き合いでもあるんだ。

佐:それは心強いですね。撮影はどのくらいでされたのですか?

プ:オレは翌日帰ってきたけれど、3日間使ったよ。
あいにく曇り空だったけれど、スケジュールを変えることができなくて。
少しでも晴れた空は撮りたかったから、伊豆大島一周するのに、どちらの方向からまわるか空見ながら決めたくらい。
あと、走行シーンを撮っている途中も、小道見つけたら「入ってみようか」って入っちゃったり。もう悪ガキばかり(笑)

佐:楽しそうな現場ですね!

プ:そうだね。伊豆大島の人たちも気さくで、収録の準備を港でしていた時も「たくさん大島をPRしてね」と声かけてきたり、土産屋だけどラーメンもやってる店の店主が、捕鯨船で活躍していた頃のアルバム5冊ほど見せながら武勇伝を語ってくれたり。
カメラを向けるとみな逃げちゃうんだけど(笑)、この雰囲気がまたいいんだよね。

街並みもいい感じに古くて、赤いポストとか、家と家の隙間からのぞく海の青さだったりとかに懐かしさを感じたり。
自動販売機に見慣れない銘柄のミネラルウォーターがあったりとか、そういう発見をすることも、日常の脱出だと思うよ。

佐:たしかにそうですね。ああいう揚げたてのコロッケ出してくれるのもいいですよね。

プ:うん。コロッケといえば、山下君がおいしそうに頬張るシーンがあったと思うけど、山下君はモデルという職業柄、普段油っこいものは極力控えているんだって。本当に数年ぶりに口にしたからこそ、あの表情が出せたのかもね。
まぁ、帰ってから相当トレーニングしたとは思うけどね。

佐:プロ魂を感じますね。

つづきは番組で?

佐:最後、山下さんが文庫を読みながら夕日に照らされるシーンは最高でしたね。見てて「私もこの場所に行きたい!」って思いました。

プ:オレは残念ながらそのシーンに立ち会うことなく伊豆大島をあとにしたんだけど、自然のなせる業だね。撮れて本当によかったよ。

佐:この番組を見て、視聴者の皆さんが自分なりのリアルな旅を見つけてくれるといいですね。

プ:そうだね。5月は伊豆大島ソロツーリングの後半戦を流すから、そちらも見て色々感じてもらえたらと思います。

佐:貴重なお話しありがとうございました!


配られた旅(ロケ)のしおり。かなりしっかり作られています。


22時。出発先の東京・竹芝桟橋で船に乗り込み撮影開始。ここから眺めるレインボーブリッジや、東京タワーはサイコー!の一言。


25時。各スタッフが所持している写真のプライヤー自慢に。プライヤーとは、バイクの修理に主に使われる工具。各自違うメーカーのものを愛用。


大人7〜8名がラクに雑魚寝できる個室で鋭気を養い中zzz


6時。伊豆大島の岡田港到着。睡眠もそこそこに、薄暗い中撮影スタート。


伊豆大島の店が開くのは、たいてい11時。
運よく9時に開いていた土産屋兼ラーメン屋を見つけ、磯の香りたっぷりのラーメンを堪能!
撮影前日は、三原山に雪が積もったほどの寒さ。冷え切った体にしみわたる〜。


伊豆大島のとある街並み。建物と洗濯物のコントラストにひかれて撮影。


山下さんが番組スポンサーに褒められたという、荷物の配置とくくり方。お手本に。


クルマの往来もさほどないから、撮影もスムーズ♪


しばし休憩。目の前に広がる海と空の大きさに圧倒。


地層切断面の近くにある、極端に運行本数の少ないバスの時刻表。(2008年4月6日までのもの)


あとがき

「リアルな旅」を求めてスタートしたシーズン3。
伊豆大島ソロツーリングコーナーだけでなく、柏秀樹さんのライディングテクニックもさらに進化しています。
毎月新しい番組が展開されるので、続けて見て見てください! インターネットでも配信しています。

(2008年4月)

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